エッチノベル
<レッツ&ゴー・2>

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 豪が土屋博士の研究所に入ると、いつもなら研究室にいるJがいない。部屋にいるのかなと思ってJの部屋に入ると、机に座ったままうたた寝をしていた。豪がJの体をゆすって、

「J〜、起きろよ」

 と言うと、Jは目を覚ました。

「………あ、豪くん……」

「あ、豪くんじゃねーよ、なーに寝てんだよ」

「ちょっと難しい本を読んでたら眠くなっちゃって」

「どーせ昨日も遅くまで作業してたんだろ?」

 と言いながら豪はベッドに腰掛けた。最初はとりとめのない話をしていたが、豪は今日の目的を開始した。

「俺さぁ、今日ちょっとだけオトナになっちゃったんだー」

「何?」

「オナニーって知ってるか?」

「え゙っ!?」

 まだ少し寝ぼけていたJは、豪の口から意外な言葉が出てはっきりと目が醒めた。

「Jなら知ってるよな、した事あるんだろ?」

「……そ、それは………あるけど……」

「同じクラスの奴に教えてもらったんだけど、自分でするより人にやってもらった方が気持ちいいんだって、そんで烈兄貴にしてあげたらすっごく気持ち良さそうだったんだ〜」

「……そうなの……」

 Jは何か悪い予感がした。

「Jにもやってやるよ」

 予感は当たった。

「い、いいよ、僕は」

「遠慮すんなって、Jにも気持ち良くなってもらいたいんだ」

 と言いながら豪はJの服を脱がせにかかった。

「や、やめてよ〜、豪くん」

 Jが恥ずかしがっているのはお構いなしに豪はJの服を剥ぎとってしまい、身に付けている物はバンダナだけになってしまった。そして豪はJの股間へと攻め入った、豪に掴まれるとJの物はみるみるうちに大きくなっていった。

 『烈兄貴のよりおっきいなぁ』などと考えながら、烈にしたのと同じ様に手を動かしてしごき始めた。Jは、ここまで来たらもう豪のなすがままになろうと、ベッドに腰掛けて、豪に身を預ける事にした。

「どうだ、気持ちいいか?」

 確かに人にしてもらうのは自分でするのとは違った気持ち良さがある。Jはこの快感に身を任せるうちに、抑えていた何かが開放されていく気がした。そして

「うっ」

 と小さなうめき声をあげて絶頂に達して、豪にめがけて発射した。Jがベッドに腰掛けた状態だったので、烈との時の様に大量に顔面にはかからず、顔と手と服に少し付いただけで、後は床に落ちた。

「気持ち良かっただろ?」

 と、豪がハンカチで顔や手を拭いながら聞くと、Jはうつむいたまま

「………うん……」

 と小さい声で答えた。

 しばらく間があって、Jは静かに話し始めた。

「……ねえ、豪君、さっき烈君にしてあげたって言ってたけど、その後烈君にしてもらったの?」

「いや、してもらってないけど」

「そうなの………、じゃあ僕がしてあげる」

 と言ってJは豪の服に手をかけようとした。

「い、いいよ、俺は……」

「いいから、遠慮しないで」

 と言っているJの目つきがいつもと違う事に気付いた。豪が逆らおうとしてもJの力の方が強く、豪の服を次々と脱がせていって、ゴーグル以外は全部剥ぎ取られてしまった。Jの鮮やかな手さばきで服を脱がされたのにあっけにとられている間にJは豪を抱き上げて、ベッドに寝かせて、指先で体をまさぐり始めた。

「じ、Jっ、やめろよ、くすぐったいよ…………あぁっ」

 と、Jの指が乳首に触れた時、自分でも驚くほど悩ましい喘ぎ声を出してしまった。

「ふーん、豪君はここが感じるんだね」

 と言いながら今度は舌を使って更に愛撫する。

「や……やめろよ………あぁんっ」

「体はイヤだとは言ってないみたいだよ」

 Jの舌は乳首を離れて段々移動して、へその辺りから股間へといって、口に含んだ。

「あっ、そんなとこ、汚い……」

 と言うのがやっとだった、第二次成長前の豪は、Jにくわえられ、舌で刺激されて勃起しても烈の様には大きくはならなかった。Jは吸ったり、舌で転がしたり、舌の先で細部を刺激したりして、豪を快感の渦へと引き込んでいった。

 Jは口を休めて顔を上げて豪を見た、半開きになった口からは喘ぎ声が漏れていて、目が虚ろになっていた、そしてシーツを掴んで体をよじらせて悶えている。

 Jは体を起こし、豪を後ろから抱える形にしてベッドに腰掛けた。右手で乳首への愛撫を再開して、左手は股間を攻める、Jのしなやかな10本の指が豪の敏感な所に絡みつき、更なる快感へと引き込んでいった。

 豪は頭の中が真っ白になって、大きな声をあげて絶頂に達し、射精して失神した。Jは、体の力が抜けて倒れかかってきた豪の失神した顔を見て我に返った。

「ご、豪君、大丈夫!?」

 と言って体を軽くゆすると豪はすぐに目を覚ました。自分がどんな状況にあるかをすぐには把握出来なかったが、Jに色々な事をされてイカされてしまった事を思い出して、急に恥ずかしくなった豪は、どうしていいか分からず、思わずJに抱き付いてしまった。Jの胸板に顔をうずめたら、鼓動が伝わってきた。

 豪が抱き付いたまま動こうとしないので、Jが、

「ねえ、豪君、とりあえず服を着ようよ」

 と言うと、豪はJから離れて服を着始めた。服を着ている間は会話がなく、何となく気まずい雰囲気なので、Jの方から話しかけた。

「豪君、ごめん、こんな事するつもりじゃなかった……」

 と言い終わらないうちに豪が、

「Jってすげーなー、いろんなテクニック知ってんだなぁ」

 と明るく言ったので、Jは少し安心した。

「でもさー、さっきのJって別人みたいだったぜ」

 と言われてドキッとした、土屋博士の所に来てから押さえていた物が豪によって開放されてしまったのだ。

「まー何にせよ、Jは俺達より大人だって事だよな」

 と、豪は強引に結論づけて、

「何か疲れたから今日はこれで帰るわ、じゃあな」

 と言って部屋から出ていった。

 後に残ったJは、豪に嫌われずに済んだようなので安心した。そして、さっき豪に抱きつかれた時の感触を思い出して、余韻に浸るのであった。

(つづく)


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